釜ヶ崎で11/6に4名不当逮捕 監視カメラに「威力業務妨害」罪!? 府警は勾留できず全員釈放

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11月6日 釜ヶ崎弾圧救援会声明(要約)

 11月6日、早朝、4名の逮捕と5箇所以上の家宅捜索を行った。容疑は5カ月以上も前の5月31日、団結テントに向けられた監視カメラに対する「威力業務妨害」である。  

そもそも、この監視カメラは西成労働福祉センターの業者用駐車場のために設置したものである。4月24、25日、国、大阪府によるシャッター閉鎖以降、私たちがセンター解放のために設営した団結テントにその向きを変えた。  

これはあからさまなプライバシー侵害であり、「センター閉鎖」に反対する人びとへの威圧である。いわば「労働組合事務所」を監視することに等しいものだ。11月6日の家宅捜索は、団結テントにも及んだ。大阪府商工労働部の参事が家宅捜索に立ち会った。まさに大阪府警と大阪府が合同で今回の4名逮捕の弾圧を行ったのだ。  

一体なぜ、5カ月以上も前の「事件」を理由にこの弾圧を11月に行ったのか。9月7日から「あいりん総合センター跡地などの利用検討に向けたワークショップ」なるものを開いている。地域住民の意見を聞いたという体裁をまた作っている。大阪市・府・国らは年内までには「本移転の基本構想」を決めるという。  

彼らの目論みは、ガード下にある国の職安と西成労働福祉センターの事務所を移設するだけで、センターにあったライフライン(水道・洗濯場・足洗い場・娯楽室など)はない。「センターつぶすな」、「シャッター開けろ」と反対運動を続けている者たちが邪魔なのだ。  

※弁護士の奮闘や全国の抗議により、裁判所は勾留請求を却下し8日に全員が釈放された。今後は11月20日14時に大阪地裁1007号法廷で住民訴訟、11月30日15時半にセンター前集合のデモへ参加を。

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