【意見特集(3)】人権問題からの天皇制廃止論橋本 太地(弁護士)

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天皇制を考える 法律の視点から

 世間は令和に浮かれ、10連休に悲喜こもごもである。天皇や皇族の話題に、テレビや雑誌では好き勝手なことを言う。そこに、天皇皇族の人権はない。  

天皇皇族は間違いなく特権階級だが、見方を変えれば自由を奪われた奴隷である。彼ら彼女らには自由は全くない。表現の自由(憲法21条)はもちろん、信教の自由(同20条)、職業選択の自由や国籍離脱の自由(同22条)、選挙権(同15条)、最近の結婚騒動を見れば,家族生活における個人の尊厳(同24条)も認められない。  

このような実態を問題視する保守右翼の声は、寡聞にして知らない。本当に天皇皇族を愛しているのであれば、彼ら彼女らをこのような状態において平気なはずがないのだが。  

私は、全ての人間が自由かつ個人として尊重されるべきであるという人権保障の観点から,天皇制に反対する。

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