【時評短評 私の直言】地方議員のススメ

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宝塚市議 大島淡紅子

 最近、選挙戦にからむ金銭の授受や、不倫騒動などワイドショーネタに度々登場する地方自治体の議員。

 議員の務めとしては、

  • 年4回の定例会(プラス臨時会)中、本会議や委員会に出席し、行政側もしくは議員が提案してきた議案を審査し、賛成か反対かの態度を表明する
  • 市民が提案してきた要望(請願・陳情)の紹介者となったり、採択するかどうかを審査し、態度表明をする
  • 条例提案などのために研究会や議員連盟を結成し活動する
  • 地方議会として国会に意見書を提出する
  • 議会での審査状況や決定したことを、広報誌や報告会で知らせる(議会全体+個人で)
  • 市制での問題を調査したり、市外へ出張し研究する(委員会や会派、個人でも)

 こんなところでしょうか。

 そもそも「議員って何なん?」という市民のみなさんの疑問にもお応えできるよう、44.6%の自治体が議会基本条例を制定し、規定しています。

 ちなみに、私の所属する宝塚市議会基本条例では、「議員の活動原則」として

(1)議会が言論の府であること及び合議制の機関であることを十分認識し、議員間の自由な討議を尊重すること。

(2)市政の課題全般について、市民の意見を的確に把握するとともに、一部団体及び地域の代表にとらわれず、市民全体の福祉の向上をめざして活動すること。

(3)市民の代表として、誠実かつ公正な職務執行に努めるとともに、長期的展望をもって的確な判断が行えるよう、日常の調査と自己の能力を高める不断の研さんに努めること。

としました。

 至極当り前なことを謳っているのですが、

(1)ほとんど発言のない議員もかつては結構いました。いわゆる「正統派保守」議員ですが、彼らはここぞという時には党の方向に反することもし、地方議員の誇りを持っていました。

(2)年齢にかかわらず、未だにひも付きの議員はいます。団体や地域の問題を、議員本人が市全体の課題と見極めるかどうかで、変わることもありますが、何らかの利益供与を受ければ地に堕ちる―綱渡りです。

 個人からの日常の相談は非常に多く、行政の説明責任がまだまだ行き届いていない証でしょう。しかし裏を返せば、ここに市民福祉向上のヒントがあるのです。

(3)このために、講座や研修会、シンポジウムにできるだけ参加しています。

 また、市民が開催する政治的な集会への参加や、街頭での抗議行動も市民の意見を聴取できて非常に勉強になりますが、ほとんどの議員は消極的です。

 今回この文章を書いたのは、人民新聞でも取り上げていただいた「みずほ塾in関西」で、少なからぬ議員希望者が参加してくださったからです。女性や若年議員が増えるだけでも議会は変わるのに、国で9.3%、地方で12.1%。若年議員に至ってはひとケタです。

 4年間の身分保障が大きなネックですが、多くの畑違いの人と出会い、仲間ができます。市政を動かすこともできて、お困りの人たちからは感謝される、そんな人生に飛び込んでみませんか。

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