[追悼 ]本野一郎さん逝去

有機農業運動家・本紙コラム担当

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 1628号に続き、悲報を掲載しなければなりません。人民新聞発刊当初から紙面内外でご協力を頂き、30年以上にわたって「ぷりずむ」の執筆陣として、コラムを担当して頂いていた本野一郎さんが、9月26日、黄泉の国へと旅立たれました。享年70才。早すぎる逝去でした。
 本野さんは、京都大学農学部で活動された後、淡路島の地域運動に参加。月刊『地域闘争』の創刊にも深く関わられました。その後、神戸市西農協(現「JA兵庫六甲」)に就職。営農指導員として、当時は、まだまだ少数派であった有機農業・環境保全型農業・地産地消の発展に奔走されました。有機農業運動における本野さんの役割は、キーパーソンと言っていいほどで、全国有機農業推進協議会理事、NPO法人日本有機農業研究会幹事、農を変えたい! 全国運動関西地域ネットワーク事務局長、などを歴任されました。
 本野さんは、本紙コラムでも農を基礎とした社会作りを構想・提唱して頂きました。現場に根付いた社会構想は、世界を覆う新自由主義とは対極にある自然と人間の存在そのものに基礎を置く、豊かさを備えていたと思います。
 JA退職後は、大学で教鞭をとる傍ら、自作農地で野菜・米作りを行うなど、言論と生き方が一致した言行一致の生を貫いた方でした。あらためて感謝の意を表するとともに、心からご冥福をお祈りします。(編集長・山田洋一)

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