選挙期間中・直後も不当な解散と戦争に抗議を続ける

【定期連載】梅田ヘップファイブ前「解放区」報告

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自民・維新・希望は「戦争政党」

 10月14・21日、ヘップファイブ前にて梅田解放区による集会がおこなわれた。1629号でお伝えした抗議デモを9月30日、10月7日と続けた後の選挙期間中の行動だ。主要テーマは、(1)安倍の身勝手な解散総選挙を許さない、(2)またもヘリが墜落した沖縄から、米軍基地を撤去せよ、(3)朝鮮敵視をやめろ、などだ。
 14日は、まず「安倍やめろ」の横断幕を広げていると警察署が妨害にきた。選挙期間中の「安倍やめろ」には特に神経を尖らせていることの表れだが、毎回、団結して弾圧を跳ね返している。
 参加者はまず、安倍が国会を開かず、与党=戦争勢力が優勢な時期を狙い解散攻撃を仕掛けたことに強く抗議した。また、「維新や希望は自民と何も変わらない。維新には共謀罪を強行採決した時に自民党をサポートした丸山穂高などがいる。その東京版が小池新党だ」と訴えた。
 続けて参加者は、「安倍は勝てば『全権委任された』と独裁体制を敷き、今回が最後の普通選挙になる危険性すらある。安倍は大政翼賛会=大日本帝国の再興を狙っているのだ。共謀罪で市民の口を塞ぎ、『Jアラート』で仮想敵国の脅威を煽る。戦時国家体制の形成を推し進めてきた。その集大成が、選挙後の憲法改悪=国防軍の明記だ」と人々に分かるような言葉で訴えた。そして21日は投票日前日でもあり、「このような自民、公明、維新、希望には投票しないでほしい」とアピールし続けた。途中共産党の宣伝カーも最後の訴えに来たため、空間全体が「安倍辞めろ」で高揚した。
 また、10月11日、沖縄の東村高江に米軍の大型輸送ヘリコプターCH53Eが不時着・炎上した事故を受けての抗議発言にも重点が置かれた。県道から約500mたらずの距離で、墜落機には放射性物質が使用されていた事実について、現地のニュース映像をプロジェクターで上映した。
 そして「事故現場で土壌採取が実施されたが、途中から米軍が事故現場の土壌を掘り起こし、搬出作業を開始したため、当初予定した条件での土壌採取ができなかった。米側による証拠隠滅に他ならない。住民は日々危険に晒されている。私たちは、これ以上、沖縄に基地を押し付ける加害者にならないために、声をあげよう」と訴えた。

「街頭に立つ」意義の大きさ

 梅田解放区はこのかん、9月23日に麻生副首相が「北朝鮮から武装難民が押し寄せたら、治安出動か射殺か考えねばならない」と発言したことにも強く抗議し続けた。これは虐殺の号令に他ならない。参加者は、「麻生は選挙期間中も『武装難民が来る』と煽り続け、選挙が終わった途端に『選挙に勝てたのは北朝鮮のおかげだ』と言った。あまりにも酷く、ふざけている。実態は日米韓による合同軍事演習が朝鮮を追い込んでおり、難民を生み出すのは麻生ら自身だ。政府が報道もコントロールし、市民を戦争へ駆り立てようとしている。真実を見つめ、やめさせよう」と呼びかけ続けた。
 梅田解放区は、街頭で集会を行うことに意義を見出しているという。屋内集会はある程度問題を知る参加者にしか聞こえないが、屋外なら多くの人に問題が伝わり、参加者の人数も伝わる。安倍が最も追い詰められたのは15年夏の反安保国会前だった。全世代が国会前の路上を占拠し、権力者が一番恐れる直接行動を爆発させたからだ。今でも12年官邸前や15年国会前を路上開放した写真が使われ続けるのは、最もインパクトがあるからだ。
 だが、東京の国会前集会などはまず野党の党首が発言し、市民発言は無しか最後の方。参加者は「偉い」議員に拍手するだけとなり、15年のように「自分が主役」の意識が薄れた面は否めない。警察の規制線を超えても法案を阻止するという行動も減った。また議員は大まかな発言が多いので、市民運動現場の具体的な課題の発言が減り、運動初参加者がさまざまな課題を学べる場ではなくなった。この2点から、安倍政権は15年のような民衆の力を恐れることなく、野党さえ潰せばいいと思ったのではないか。

今後は毎月第4土曜夜 開催

 韓国では、昨年秋から真冬も欠かさず半年間毎週土曜に合計3千万人が街頭に集まり続けて、大統領を倒して監獄にたたき込んだ。日本もそうしたいという願いを込めて、人々は梅田中心部に集まり続けた。若手を中心に街頭に出て、市民に直接訴えかける。沖縄問題や朝鮮差別については特に街頭の意味がある。私たちが加害者の側に立つことを意識していない市民が圧倒的に多いからだ。
 そして自民勝利の選挙結果ダメージが残る中、異議を持ち人々が集まりつながり合う場は絶対に必要だ。安倍は臨時国会の開催拒否・野党の質問時間削減や、トランプと朝鮮半島攻撃のための首脳会談を行い、全てを内閣で決める専制的政治を露骨にし始めた。そこで梅田解放区は体勢を立て直し、11月から毎月第四土曜日18時~19時半の開催になった。行動日を減らす分、より力を集中させる形で、行われる。次回は11月25日、次々回は12月23日、18時~梅田ヘップファイブ前で集会。これからも、最も人の多い場所で現場の声を届ける。多くの参加が呼びかけられている。(編集部・村上、園)

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