小笠原諸島文化講演会 国策に翻弄された硫黄島の130年 ――刊行を機に――


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5月17日(金)18:00~19:30
会場:明治学院大学 白金校舎 本館10階大会議場(〒108-8636 東京都港区白金台1-2-37)
入場無料 (17:30受付開始)要申込み(本文参照)
(講師)石原俊(歴史社会学)
講演要旨:日米の地上戦の場として知られる硫黄列島(北硫黄島・硫黄島など)は、実は近現代日本の矛盾が集中的に表れている場所である。19世紀末以来、日本の「南洋」進出を背景に入植地として発展していたが、1944年の強制疎開で大多数の島民が故郷を失った。残留を命じられ地上戦で命を落とした島民も少なくない。その後、硫黄島は米軍と自衛隊によって排他的に利用され、施政権返還から半世紀経っても島民の帰郷は認められていない。困難な現状のなかで、故郷を奪われてきた島民の気持ちに寄り添いながら、われわれはどのような途を模索すべきか、考える契機としたい。
主催:公益財団法人 小笠原協会  共催:明治学院大学国際平和研究所
連絡:益財団法人 小笠原協会 TEL:03-3432-4921/ FAX:03-3432-4487/ E-MAIL:kzho[at]ogasawarak.jp [at]を@に代えてください

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