大阪府警につづく北海道警のでっち上げによる不当逮捕に対する抗議声明

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 10月16日午前9時半頃、北海道警察本部警備部公安第三課は仲間1名を「窃盗」という許し難い罪名で自宅を「家宅捜索」し、容疑と全く関係のない統一共産同盟「綱領」や出版物など多数を押収し、その後同容疑で逮捕した。さらに他の仲間に対して任意出頭を強要している。これは昨年10月の大阪府警による、全国8カ所に及ぶ家宅捜索と以降9回にも及ぶ執拗な任意出頭強要の後、今年2月3名の仲間を「詐欺罪」「犯罪による収益移転防止に関する法律違反」で逮捕(不起訴処分)した統一共産同盟に対する組織弾圧の一環である。

今回の「容疑」は、昨年11月闘病の末亡くなった友人に依頼を受けて入院中から生活費や病院の支払いなどを友人の口座から行っていた行為を犯罪としてでっち上げるものである。道警は友人からの依頼の書面も確認、押収しているにも関わらず逮捕を強行したのである。前回同様、市民生活で誰もが通常行っている行為を「犯罪」とデッチあげる許し難い弾圧である。このような弾圧を許せば、市民生活への国家の監視・介入はますます強められる。戦争国家に向けた治安・管理強化を許してはならない。

さらにこの間の弾圧は、大阪府警の家宅捜索は「戦争と侵略の『明治150年』政府式典粉砕!10・23全国集会&デモ」(2018年)、3名の不当逮捕は、2月24日天皇アキヒト在位30年政府式典反対闘争の直前であった。そして今回も、「10・22新天皇即位国家式典反対闘争」の直前であることから見て、我々の反天皇制闘争への事前弾圧、組織弾圧であることは明らかである。国家権力による反天皇制闘争に対する階級的敵愾心の表明に他ならない。

我々は、今回の北海道警の不当極まりない逮捕に強く抗議する。でっち上げを許さず、仲間の早期奪還を勝ち取り、同時に反天皇制闘争、反戦・改憲阻止闘争を全力で闘いぬくことを決意表明するとともに圧倒的な反弾圧支援カンパを訴える。

2019年10月20日 統一共産同盟中央委員会

カンパ送り先/口座名:史的唯物論研究所 振替口座:00160-0-168335

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