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羽田空港ハブ化構想

 国土交通省は、羽田空港ハブ化構想をオリンピックでの乗客需要の増加を理由として、本格的に動かし始めた。8月以降、石井国土交通大臣は、都内各地で住民説明会を開催。「住民・自治体から十分理解が得られた」として、来年3月より都心上空を低空で飛ぶ「羽田新ルート」運用を発表した。発表によれば、(1)着陸誘導管制システムの安全確認のため、観測機器を積んだ小型機を来年1月末まで毎日飛ばす、(2)2月中、中大型機の「実証」試験飛行をおこなう、(3)3月に正式運用、としている。  

「計画」発表時から、(1)都心上空飛行の危険性(住宅街への墜落)、(2)騒音、落下物、氷塊の落下、(3)NOX(窒素と酸素の化合物)ミストによる大気汚染などが懸念されていた。  

国土交通省は、これらの「懸念」を無視して、対話の道を閉ざしたまま、スケジュールを着々とこなしている。住民側も、強引ぶりにややあきれ顔だ。「泣く子と地頭にはかなわない」とはある古老の最近のつぶやきだ。 宮川幸一郎(68)。品川八潮団

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