【時事雑感】 独裁政権を倒したい 編集部 田中 末広

編集部が、リレー形式で時事問題を斬る!

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は5日、菅官房長官が、記者の質問に対する回答を拒否した事を指摘して、「日本は、憲法で報道の自由が保障された民主国家だが、時たま独裁政権を彷彿とさせる」と指摘したそうである。  

何を今頃と思ってしまう。マスコミへの圧力を強め、フリージャーナリストを締め出しての記者会見。都合の悪い事は預かり知らぬ事。あるはずの公文書はないと言い張り、破棄する。渋々出してきた書類は黒塗りか改ざん書類。統計資料に至っては作為的なもの。果ては、政府が作らせた報告書も、内容が気に食わないと受け取りを拒否。制作した官僚には報復人事。  

本来、市民に向かいあって仕事をすべき「政治家・官僚たち」は、政権中枢を「忖度」し、人々を無視する。政権を握る者たちは、自らが規範とし厳守すべき憲法第99条(国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ)を無視し、内閣による「解釈改憲」と言える憲法解釈のみで、充分な討議も経ず「集団的自衛権」の成立を強行し、安全保障関連十一法案を一気に成立させ、戦争のできる体制作りを進めてきた。国家機密保護法、共謀罪の成立などを強行し、納税義務だけを厳しく基本的人権と民主主義をないがしろにしてきた現政権は、「時たま独裁政権を彷彿とさせる」のではなく、すでに独裁政権(警察国家)であると言えるのではないかと思う。  

これを書いてる今、ちょうど選挙中盤。この独裁政権を倒すべく多くの人が頑張っていると思う。今の選挙制度が問題だとしても、与党勢力に対して、一部共闘はあるものの野党の分散化には何とも言い難い気分になる。  

「れいわ新選組」の山本太郎さんの政見放送を聞いた。「貧困をなくそう。誰でも生きれる、生きていて幸せという社会を作ろう。障がい者を国会に送ろう。みんなが主人公だ。みんなで政治を変えよう」と訴える、解りやすく心に響く内容であり、言葉に熱があると感じた。  

だからこそやっぱり引っかかる。なんで「れいわ新選組」なのか。元号とは、天皇制を象徴するものであると思う。山本さんの「みんなが主人公」という「みんな」の中に「天皇」は入っているのだろうか? 歴史を動かすのは普通の人々だ。

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