【参院選】山本太郎新党は吉と出るか凶と出るか!?豊中市議会議員 木村真

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 参院選が始まった。社会そのものを壊そうとしているアベ政治を終わらせるための大切な選挙だが、どうも盛り上がらない。「ボトムアップ」なんて言葉の意味すら分かっていない野党第一党の党首が、「令和デモクラシー」などとタワゴトをほざいているのだから、しらけるのも当然だ。面白い候補者はいるので応援はするが、政治状況を左右するわけじゃなし、選挙後も笑えない政治コメディが続くことがほぼ確実とあっては、盛り上がるはずもない。  

と、そこに現れたのが山本太郎だ。アベ政権や竹中平蔵を「売国奴」と罵倒、返す刀で既存野党も「ガチでケンカしない馴れ合い勢力」と一刀両断。「生きていてよかったと思える社会を作る」、「カネをばらまけ!」として所得税の累進強化と法人税特恵廃止、消費税は増税凍結どころか減税さらには廃止、奨学金返済免除、最低賃金即時大幅アップ等々、ドラスティックな政策を掲げる。  

候補者に重度障害者や雇止めされた派遣労働者、さらには、辺野古新基地に反対、公明党に反旗を翻して知事選で玉城デニー候補を公然と支持した沖縄の創価学会員を東京選挙区から擁立するという、刮目すべき選挙戦に挑んでいる。  

個人献金を広く募る形で短期間に2億円超を集め、ネット上では支持者たちが大フィーバー状態、街頭演説会は黒山の人だかり。一気に「台風の目」となったかのようにも見える。  

彼の主張は、「こうなればいいのに」と多くの人が心に抱いていることだし、大企業や大金持ち、彼らに利益誘導する政治屋たちへの怨嗟を刺激して情動に訴える手法はポピュリストそのもの。「ついに日本にも左派ポピュリストが現れた!」と拍手喝采する向きもある。  

もっとも、「れいわ新選組」というネーミング、天皇への「直訴」、彼自身が「ゴリゴリの保守」と自認し「愛国」「売国」という言葉を使うこともはばからないなど、素直に支持しにくい部分があることも事実。当たり前だが、国会や内閣など、大文字の「政治」だけで世の中が変わるわけではない。私たちの多くの意識が変わったら、選挙結果も変化し、「政治」も変わっていくのであって、その逆ではない。  

山本太郎に期待しつつ、一方で、一人の政治家にできることなどたかが知れているし、生身の人間として弱点も限界もあるのだと冷めた意識も持ちながら、見守っていきたい。盛り上がらない選挙を面白くしてくれたのは確かだしね。何はともあれ、一体どれぐらいの票を取るのか、興味津々です!

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