ぷりずむ

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 杉田水脈議員の差別発言に続いて、今度は稲田朋美議員。
 日本会議のある支部で「憲法教という新興宗教に毒されず安倍総理を応援」である。国会議員という公の立場にある者らのこの発言は、まさに差別糾弾の対象である
▼問題は、これらの発言が、差別だと知らずに言ったのではなく、意味をおさえたうえであえて言っていることだ。批判が噴出することも承知のうえなのだ。いわゆる炎上をさせることで、逆にアベ信奉者の結束を固めようとしている
▼アベ政権は、反対派も含めた国民国家の政権という立憲主義を棄てている。さまざまな情報技術を駆使して自らの支持層をまとめ、議会選挙で多数を占める。二人の発言はアベ政治そのものであり、自民党の憲法改定の方向そのものである。資本主義が終焉にむかい、彼らはこれ以外に道がないのだ
▼これだけの差別発言が出れば、1970年代なら差別糾弾の闘争が必然であった。しかし問題はいまの方がはるかに深く大きい。
日本の歴史は、差別国家そのものに対する人民による糾弾闘争が必要な段階に至っている。突破口をひらけ。歴史はそれを求めている。
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